選評
この作品はまず絵に惹かれます。水彩画の力作が全ページに溢れており、絵の比重が非常に高いと思います。緑の使い方、家の描き方、小物、自動車の絵もあり、絵画性が第一の魅力となっています。
そして内容は、街のみんなに宝物を気づくようにしてくれるのですが、映画を見ているような印象を受けました。それもアメリカの小さな町を舞台にした、ちょっとファンタジックな映画で、かつそのような物語性の中へ観る人を誘い込む力があります。
絵画と文学が融合したものとしては映画があります。映画は動いて音が出る。この作品は“絵本という表現をとった一本の映画”というような印象がします。実にクオリティの高い作品です。
受賞者のコメント
このたびは、このようなすばらしい賞を頂き、ありがとうございます。
幼少の頃より花を大切に育てている母の姿を見て育ち、今では自分も華道を学び、良き指導者に恵まれ、仕事では建築パースという完成予想図の絵を描いています。
今回はそれがうまく融合でき、一つの絵本として完成することが出来ました。自分の作品に共感し投票して頂いた皆様には心より感謝したいと思います。本当に、ありがとうございました。


