2013年1月28日掲載
「日立の樹オンライン」をご覧のみなさま、こんにちは。ハワイで撮影コーディネーターをしているモーティーです。
今回の「ハワイ便り」は、昨年の12月にハワイのマウイ島で行われた、日立のCM撮影の様子をお届けします。
さて、みなさまは、「スマートグリッド」という言葉をご存じでしょうか? スマートグリッドとは、エネルギーの供給量と需要量のバランスをITでコントロールすることで、従来のエネルギーに加え自然エネルギーも上手に活用し、環境負荷の低減と快適な暮らしを両立する、新しいエネルギーインフラのことです。
日立は、スマートグリッドの海外展開を積極的に推進しており、マウイ島では、米国ハワイ州、ハワイ電力、ハワイ大学、米国国立研究所などと共同で、スマートグリッドの実証実験を行っています。今回撮影したCMは、マウイ島の人々と一緒に取り組んでいるスマートグリッドの実証実験が、本格的に始まることを伝える内容です。
ここでは、CM撮影最終日の収録風景をご紹介します。
前夜に小雨が降ったせいか、空は、朝からどんよりとした雲に覆われていましたが、日が昇るにつれて、少しずつ晴れてきました。
撮影場所は、見渡す限りのサトウキビ畑。日本からの撮影チームにハワイのスタッフが加わり、カメラや照明機材の準備が始まります。セッティングが終わると、出演者(中央の白い服を着た少女)を入れて、カメラテストとなります。
今回のCM出演者は、マウイ島でのオーディションにより選ばれましたが、今回のような大掛かりなロケは、このあたりでは珍しく、オーディションには、たくさんの応募がありました。
リハーサルが済むと撮影開始。雲の間から朝日がこぼれ、風にゆらぐサトウキビの中に立つ少女。美しいシーンが撮れました。
サトウキビ畑での撮影を終え、片づけが済むと、撮影チームは、マウイ島の町が見下ろせる丘の上へ移動しました。そこからのサンセットを撮影すると、夜の撮影が始まります。
当日はかなり風が強く、ジャンパーを着込んでいても寒さを感じるほどでしたが、出演者の衣装は、薄いワンピース。カメラが止まるたびにスタッフがタオルを巻き付けて、身体が冷えないようにとフォローしていました。
厳しい寒さのなかでの撮影を無事に終え、マウイ島でのCM撮影は終了しました。今回撮影されたCMは、日本では1月19日(土)から放映されていますので、目にする機会がありましたら、じっくりとご覧いただければと思います。それでは、また。