2014年8月18日掲載
みなさん、アロ〜ハ! フリーランスライターの森谷です。
“地上の楽園”とも呼ばれるハワイは、動物たちにとっても楽園。開発が進むオアフ島でさえも、野生動物と遭遇する機会にあふれています。
オアフ島北西部のノースショア。冬は高波が押し寄せますが、夏は波が穏やか。この一帯はウミガメの生息エリアで、浅瀬で海藻を食べたり、砂浜で甲羅干しをするウミガメを目にします。
有名なスポットは、ハレイワ・タウン近くのラニアケア・ビーチです。ウミガメには、午前は海で泳ぎ、昼頃に砂浜にあがって甲羅干しをするという習性があるそうで、午後に訪れると、高い確率でウミガメに出会えます。
ウミガメはハワイ語で「ホヌ」と呼ばれ、古代ハワイから海の守り神として大切に守られてきました。今も幸福や繁栄の象徴とされ、アクセサリーやTシャツ、土産物のモチーフに広く使われています。
ノースショアでは、運がよければ、ハワイ固有種のアザラシ、ハワイアン・モンクシールに出会えます。
絶滅危惧種に指定されている希少なアザラシですが、砂浜でのんびり日光浴する姿を見ていると、身体の力が抜けてきて、心癒されます。
なお、ウミガメもハワイアン・モンクシールも保護対象の動物で、近づきすぎることや触れることは禁止されていますので、ご注意ください。
ノースショアまで行けないという方は、ワイキキ水族館へどうぞ。プールでプカプカと泳いだり寝転んだりしているハワイアン・モンクシールを、間近で見ることができます。
水族館近くのホノルル動物園では、ハワイの州鳥ネネ(ハワイアングース)をはじめ、プエオ(コミミズク)、アパパネ(ハワイミツスイ)など、ハワイに生息する珍しい鳥が見られます(写真は、カウアイ島の野生のネネです)。
手つかずの自然があふれるハワイでは、イルカやクジラなど、さまざまな動物たちに出会えるスポットが、ほかにもたくさんあります。ハワイならではの動物たちとの出会いは、旅の忘れられない思い出になります。ハワイを訪れる機会がありましたら、これらのスポットにも足を運んでみてください。