2014年12月15日掲載
みなさん、メレ カリキマカ! フリーランスライターの森谷です。
「メレ カリキマカ(Mele Kalikimaka)」は、ハワイ語で「メリークリスマス」(英語がハワイ語なまりになったものだそうです)。冬でも太陽が輝き、ヤシの木が揺れる南国ハワイでは、半袖にビーチサンダル姿のサンタクロースのオブジェやデコレーションが飾られ、明るく陽気なクリスマスシーズンの真っただ中。
クリスマスは、一年で最も商品が売れる、ショッピングシーズンでもあります。
幕開けとなるのは、感謝祭(サンクスギビング)翌日に行われる、アフターサンクスギビングセールです。今年もショッピングセンターや量販店は深夜0時や早朝4時から開店し、クリスマスプレゼントを買い求める人たちが行列をつくりました。
この日は「ブラックフライデー」と呼ばれています。「この日が一年で最も多く売り上げる(黒字計上となる)から」「どこのショップもこの日は黒字になるから」「その年の売り上げを黒字に変えるくらいに売れるから」など、由来は諸説ありますが、ショップにとっては一番のビッグイベントとなります。
最近では「サイバーマンデー」という言葉も聞くようになりました。感謝祭翌週の月曜日のことで、サンクスギビング休暇に帰省や旅行に出ていてセールに行けなかったり、ブラックフライデーが明けても買い物熱が冷めやらずという人たちが、休み明けにオンラインショップを利用して月曜日の売り上げが急増したことから、ショップがサイバーマンデーと銘打ってセールを行うようになったのだとか。
クリスマス翌日の12月26日には、最終セールとなるアフタークリスマスセールが行われるのですが、この日にできる行列の多くは、返品・交換の列。クリスマスプレゼントの返品・交換を希望する人たちが、ショップに駆け込むのです。
返品・交換が日常化しているアメリカでは、クリスマスプレゼントにもレシートを同封します。プレゼントが気に入らなかったりサイズが合わないといった際は、ショップに持ち込んで返品・交換してもらうのです。
合理的なシステムというべきなのか、日本では目にすることのない行列に、カルチャーショックを受けました。ところ変わればクリスマスの慣習も変わり、サンタクロースも変わる?! このシーズンならではの体験でした。
クリスマスが終わると、次は新年の準備となります。「ハッピーニューイヤー」は、ハワイ語で「ハウオリ マカヒキ ホウ(HAUOLI MAKAHIKI HOU)」。「ハウオリ」は幸せや喜び、「マカヒキ」は年、「ホウ」は新しいを意味します。それではみなさま、よい年末年始をお過ごしください。