2015年9月7日掲載
アロハ! ハワイ在住のライター、酒井美奈です。今回の「ハワイ便り」は、オアフ島のモアナルア・ガーデンから、公園内にある自然を生かしたオブジェたちを紹介します。
公園に入ってすぐ左手にあるショップの前には、門のようなアーチ状に刈り込まれた低木があり、園内の記念撮影スポットにもなっています。子どもたちは、アーチをくぐったり、かくれんぼをして遊んでいます。
園内に点在しているのが、ケアヴェ (キアヴェとも呼ばれる) の木でつくられたベンチやイスです。訪れた方がくつろぐことができるようにと設置されたもので、製作には、倒れる可能性が生じたために切ることになった、ケアヴェの古木が用いられています。ケアヴェの木は、バーベキューの炭に使うと風味が増すといわれ、ハワイでは料理に珍重されています。
写真は、タロイモの水田の手前にあるベンチで、木の形をそのまま生かしたデザインが印象的です。左奥に見えるのは、カメハメハ5世ゆかりのコテージです。
コテージの近くには、ユニークな形のベンチがあります。横になりたくなるようなデザインで、これもケアヴェの木でつくられています。
メインゲートの反対側には、木の枝そのままのような形のベンチがあります。ここではこの日、仲良く記念写真を撮る、カップルの姿を見かけました。
切り株のように見えますが、背中合わせに2人で座る、ケアヴェのイスです。写真の左奥に見えるのが、「日立の樹」です。
ハワイは蒸し暑い日が続いていましたが、この日の「日立の樹」の木陰は、涼しくて心地よかったです。公園を訪れた人たちから、「気持ちいいね」「いいところだね」と話す声が聞こえてきました。
モアナルア・ガーデンにお越しの際は、オブジェのような園内のベンチやイスにも目を向けてみてください。