2015年9月17日掲載
アロハ! ハワイを拠点にフリーアナウンサーとして活動している瀬川慶(Kei Segawa)です。
オアフ島では、2015年7月1日から、スーパーなどの事業者を対象としたレジ袋使用禁止条例が施行になりました。従来のビニール製レジ袋の使用を禁止し、環境に配慮した生分解性素材製の袋、リサイクル可能な紙袋、再利用可能なエコバッグなどに限り、使用を認めるものです(例外措置も設けられています)。すでにマウイ島やカウアイ島、ハワイ島などでは同様の条例が施行済みで、今回のオアフ島での施行により、ハワイ州全体での規制となります(州全体での規制は、米国全州で初めてです)。
今回の「ハワイ便り」は、そんなオアフ島でのゴミ事情をお伝えします。
市が管轄する公園やビーチでは、複数のゴミ箱を設置してゴミの分別を促しています。
民間の施設や人気のランチワゴン(移動式のお弁当屋さん)をはじめ、自主的にゴミの分別を行っているところもあります。
一般家庭の場合は、日本と同じように、燃えるゴミ、資源ゴミ、不燃物など、曜日によって収集日が分かれています。燃えるゴミはグレー、リサイクル可能なゴミはブルーなど、色分けされたゴミ箱も使われています。
暮らしのなかでの環境への取り組みに、「ゴミを減らすこと(Reduce:リデュース)」「ゴミとして捨てずに繰り返し使うこと(Reuse:リユース)」「ゴミを分別、回収して再生資源として利用すること(Recycle:リサイクル)」の“ゴミの3R”がありますが、ゴミを出す一人ひとりが、美しいハワイの環境を守る意識をもって取り組むことが大切だと思います。