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アロハ! ハワイ在住のライター、酒井美奈です。今回の「ハワイ便り」は、オアフ島のモアナルア・ガーデンからお届けします。

この夏、ハワイは大雨や強風に見舞われるなど不安定な気候が続いていましたが、10月に入って、穏やかな天気が戻ってきました。この日は、風が強かったものの、青空が広がるよい天気でした。

「日立の樹」は、いつものように堂々とした姿で立っています。「日立の樹」はモンキーポッドという、中南米を原産とする常緑広葉樹です。秋に紅葉することはありませんが、季節ごとに葉のボリュームや花、種、新芽の状態などが少しずつ変化しています。

近寄ってみると、夏にたくさん生えた新芽が薄緑色の葉に成長しているのがわかります。ピンクと白の繊細な花がところどころに咲いています。種はまだ出来ていないようです。濃い緑の葉と薄い緑の葉、そして淡いピンクの花が風に吹かれて、さわさわと揺れています。

時折強い風が吹くと、葉と花が大きく揺れますが、がっしりとした太い枝はびくともしません。たくましい幹が、横に広がる枝をしっかり支えています。

樹下でふと地面を見ると、光と影がまるでレースのような模様を描いていました。

下から見上げると、青空が透けて見えます。遠くから見る姿は、たくましく生い茂った立派な大樹。近づいてみると、ただ力強いだけではない、自然の繊細な一面を見せてくれます。

緑が広がる公園内では、ピクニックをする家族連れや木陰のベンチで話し込んでいるカップル、のんびり散歩する人など、それぞれに思い思いのひとときを楽しんでいました。