2017年12月8日掲載
アロハ!
ハワイを拠点にフリーアナウンサーとして活動している瀬川慶(KEI SEGAWA)です。
ハワイでは1年中、さまざまなスポーツイベントが行われています。
例えば、全世界からトップアスリートが集まるハワイ島のトライアスロン大会・アイアンマンワールドチャンピオンシップや、オアフ島のホノルルマラソンなどが有名ですが、実は、ハワイで一番歴史の古いマラソン大会はマウイ島で行われているマウイマラソンなんです。
もともと1940年代にオアフ島で“ハワイアン・アマチュアアスレチック・ユニオンマラソン”という名前でベースとなる大会が発足。1974年に正式名称をマウイマラソンとして、現在まで親しまれてきました。
毎年10月に行われるこの大会。2017年は2700名あまりが参加し、高級リゾート地・カアナパリ地区がアスリート色に染まります。夜明けとともにランナーが集まり、スタート前にはファイヤーナイフダンサーも登場。ハワイらしいパフォーマンスで盛り上がりを見せます。
風が強いことで知られているマウイですが、日中はアスファルトからの照り返しもあり、コース上はかなりの暑さになります。ランナーたちを大声援で迎えてくれるのは、地元のボランティアの高校生。また、アナウンスブースがゴールのすぐ脇に設置されているため、フィニッシュラインに向かうランナーたちは、自分の名前が読み上げられると最高の笑顔を見せてくれます。
マウイマラソンは、フルマラソンだけでなく、ハーフマラソンや10キロ・5キロなども設定されていて、チャリティーランのチームも含め、たくさんの団体が参加し、人気を呼んでいます。マウイコミュニティの結束と、ボランティアの協力、素晴らしい海岸沿いのコース、アットホームな雰囲気で開催される、素晴らしいイベントなんです。