2020年10月9日掲載
アローハ! フリーランスライターの森谷です。今回は、これまでのハワイ便りとは趣向を変えて、ハワイアンフードのレシピをご紹介します。メニューは日本からの旅行者にも人気で、作りやすい「アヒポケ」と「モチコチキン」です。
■アヒポケ
ハワイ語で「アヒ」(ahi)は“まぐろ“、「ポケ」(poke ポキとも呼ぶ)はもともと “切り身“のこと。「アヒポケ」は、まぐろに調味料や食用油、香味野菜などを混ぜ込んで作る料理のことです。古くから伝わる基本レシピは、角切りしたまぐろに玉ねぎや小ねぎを加え、ハワイアンソルトとごま油で味付けしたものですが、現在は、これにしょうゆを加えたものが定番。味は日本の「漬けまぐろ」に似ていて、ごはんのおかずやお酒のつまみにもぴったりです。
ハワイのスーパーマーケットには「ポケ」の量り売りコーナーがあり、まぐろをはじめ、ゆでだこ、サーモン、えび、かに、牡蠣(かき)、豆腐などさまざまなポケが並びます。なかでも「アヒポケ」は、スパイシーマヨネーズ味やわさびじょうゆ味、オイスターソース味など種類が豊富で人気があります。
「アヒポケ」はすべての材料をミックスするだけなので、家庭でも手軽に作れます。
<材料(4人前)>
まぐろ300g(角切り)、玉ねぎ 1/4個(みじん切りにして水にさらす)、小ねぎ 適量(小口切り)、ごま油 大さじ2、しょうゆ 大さじ1と1/2、すりおろしにんにく 少々、塩 少々
まぐろは、リーズナブルな赤身を使うとあっさりおいしくいただけます。お好みでレモン汁(大さじ1弱)入れると、味がしまって食べやすくなります。ごはんの上に「アヒポケ」をのせ、アボカドや揚げ玉などをトッピングしてポケ丼にすると、お子さまも喜んで食べてくれるでしょう。
■モチコチキン
衣にもち米の粉(もち粉)を使ったハワイ風鶏のから揚げで、少し甘めの味付けともち粉のサクッとした衣が特徴です。
作り方は、日本のから揚げと同じ。しょうゆ、にんにく・しょうがのすりおろしと、オイスターソース、砂糖、溶き卵を混ぜ合わせたものに鶏肉を半日ほど漬け込みます。もち粉を混ぜ、衣にして揚げていきます。竜田揚げ風にもち粉をまぶして揚げてもOK。鶏肉を大きめにカットするのがハワイ風。砂糖が入っているため焦げやすいのでご注意ください。
<材料(4人前)>
鶏もも肉 3〜4枚(大きめにカット)、しょうゆ 大さじ2、オイスターソース 大さじ1、砂糖 大さじ1/2、すりおろししょうが 大さじ1、すりおろしにんにく 大さじ1、卵1個、もち粉* 大さじ7〜8、揚げ油 適量
いつものメニューも調味料などを少し変えるだけで、ハワイアンフードに変身します。ハワイへ行くことができない今、お料理でハワイの雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。ぜひ、ハワイアンミュージックを聴きながら召し上がってみてください。