2021年9月10日掲載
アロハ! ハワイを拠点にフリーアナウンサーとして活動している瀬川慶(Kei Segawa)です。
まだまだコロナ禍(か)が落ち着かない状況ですが、「with コロナ」の意識で島国ハワイも1年前に比べて劇的に状況が変わってきています。
ワクチン接種率向上と新規感染者数が減ることを条件に打ち出された政策には一度に集まれる人数や開催できるアクティビティの規制がありますが、観光が主ななりわいのハワイにとっては観光業再開が最大の関心事です。
国際線はまだハードルが高いですが、ハワイ入りする72時間前までにPCR検査で陰性証明ができればハワイでの隔離期間が免除される、という政策を打ち出していました。また、PCR検査の費用が下がったこと、検査会場が増えたこと、ハワイ入りする際のオンライン入力システムが簡潔になったことなどの理由に加え、ワクチン接種済みの安心感と、通常よりも低い価格でのホテルの料金プランや航空券が登場したことで、春休みをきっかけにアメリカ本土からハワイ入りする人たちが急激に増えました。
今年3月に掲載した第124回のハワイ便りでも空港の様子をお伝えしましたが、その同じ月、3月後半から目に見えて分かるスピードで観光客が増えていったことは在住者の私でも驚くほどでした。
こちらは、とある日のダニエル・K・イノウエ国際空港の様子です。以前は非接触自動チェックインの利用が目立ちましたが、今はカウンター越しのサービスに多くの人が並んでいます。
こちらはセキュリティゲートにチェックインするための列。館内だけではなく、外にも列ができています。
チェックイン後の空港内はお店が半分ほどしか営業再開していないせいか、営業している店舗はとてもにぎわっていました。
こちらは日本行きの国際線のロビー。空港内のにぎわいとは打って変わって閑散としています。
8月の夏休み期間には日本―ハワイ間も以前に比べて少しだけ増便されましたが、海外渡航の規制が各国であるため、自由に行き来できるようになるにはもう少し時間がかかりそうです。1日も早く安全・安心に旅が再開できることを願いながら、これからもハワイからの便りをお届けします。