2021年12月10日掲載
アロハ! ハワイを拠点にフリーアナウンサーとして活動している瀬川慶(Kei Segawa)です。
すでに70%以上の方がワクチン接種済みのハワイ。ブースターショットも始まり、まだ油断はできないものの、地元の人々の間では少しずつ活気が戻ってきた印象です。
レストランやショップ、アクティビティなども“WITHコロナ”で営業を再開しているところがほとんどです。州の感染防止措置であるフルワクチン接種済みの証明書、または48時間以内のPCR検査陰性証明書を提示すれば店内飲食やアクティビティ参加ができるようになっています。
観光地としてはまだ100%まで戻っていないハワイですが、新しいアクティビティが、なんと日本から上陸しました。それが今回紹介する“ゴーストバスハワイ”です。静止しているバス1台が丸ごとお化け屋敷になっています。
アメリカでは、10月のハロウィンまでの約1か月間がお化け屋敷シーズンですが、ゴーストバスはあえてハロウィン直前の2021年10月29日にスタート。さらに通年のアクティビティであることもハワイの人にとっては新鮮に映っているようです。また、ワイキキの新たなフォトジェニックなオブジェとしても“映える”と話題になっています。
日本の著名なお化け屋敷クリエーターと現地ハワイのプロデューサーがタッグを組み、「こんな時期だからこそ日本の文化でハワイを盛り上げよう!」と一大プロジェクトが発足。使用頻度が減った大型バスを再利用するアイデア、スタッフの雇用、スポンサーである日本の大手旅行会社の対ローカルマーケットへの意気込みなどエンターテインメント面だけでなく経済面でも話題になりました。
“非現実的な恐怖を味わい、日常を忘れてストレス発散し、コロナ禍でさまざまな制約がある生活を送る中でも、前向きに頑張ってほしい”――実はゴーストバスにはこんな思いも込められています。新しいアクティビティであるゴーストバスハワイの成功を祈り、ハワイアンブレッシング、いわゆる安全祈願も行われました。「ゴーストに祈願したのは初めてだよ!」とカフと呼ばれるハワイの伝統文化の牧師も終始笑顔でした。
動かないバス? 歩かないお化け屋敷? 一体どんな内容なのでしょうか?
ハワイで体験する日本のお化け屋敷、アメリカ初のゴーストバスハワイにぜひ乗車してみてはいかがですか?
* 2021年10月26日時点