2022年9月9日掲載
アロハ! ハワイを拠点にフリーアナウンサーとして活動している瀬川慶(Kei Segawa)です。
ハワイのランドマークといえば! そう、ダイヤモンドヘッドです。約30万年前に起こった火山噴火の跡といわれ、頂上から見る絶景などハワイを代表するスポットの一つで、ハイキングコースなどもあります。年間100万人以上が訪れる人気の場所で初心者でもお子様でも登れるコースとして知られていました。
パンデミック中は閉鎖されていましたが2021年9月1日より週7日オープン。観光再開後はここぞとばかりに今まで以上の人が訪れるようになり、頂上は多くの人でにぎわいました。
パンデミック前には1日に約3,000人が訪れていたダイヤモンドヘッド。安全性と環境面を考慮し今年5月12日からは事前予約制が導入されることに。同じく人気の観光スポット、ハナウマ湾もパンデミックで閉鎖されていた時にはサンゴが元気になったり、今まで居なかった魚がやってきたりと、環境面では喜ばしい結果が生まれ、海の透明度においては通常の60%以上まで回復したとレポートが出ています。観光業が生業のハワイですが、ローカルは“美しいハワイを守りたい”という意識を常に持っており、これらの人気観光地の入場人数規制には賛成する声が多く聞こえてきます。
ダイヤモンドヘッドの入場料は1人5ドル。オンラインでチケットを購入します。希望日の30日前から予約が可能で、支払いはクレジットカードのみです。なお、レンタカーなど車を利用する場合は、入場料と同時に駐車場代も事前購入する必要があります。さらに駐車時間には制限がありますので退場時間も確認してください。
ハワイ語で“レアヒ”といわれるダイヤモンドヘッド。事前予約制により人数制限ができるので、登山途中でも頂上でも余裕ができたはず。パンデミックを経験したことにより少しずつ“観光”への認識と対応が変わり始めたハワイ。みんなで協力しあって美しいレアヒを守っていきたいですね。