2013年1月7日掲載
ハワイで撮影コーディネーターをしているモーティーです。「日立の樹オンライン」をご覧のみなさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
新年最初の「ハワイ便り」は、モアナルア・ガーデンからお届します。
例年、ハワイは11月から雨季に入るのですが、これまでのところは、ほとんど雨が降っていません。観光で訪れている方には喜ばしいことかもしれませんが、雨水を利用している農地や牧場は困ってるようです。比較的雨の多いモアナルア・ガーデンも、晴天が続いています。
この日は、「ハワイ便り」第2回でご紹介した、1本だけ遅れて実をつけたマンゴーの木がある園の東側を、再び散策しました。
このあたりには、モアナルア・ガーデンと日立グループの関わりについて説明する案内板があります。
歩いていくと、たくさんの実をつけた、パンの木(Bread Fruit Tree)が目にとまりました。
その名前の通り、野菜ではなく、フルーツです。実は、メロンぐらいの大きさがあり、焼いたり、蒸したり、ゆでたりして食べます。サツマイモをふかしたような味で、パンのような食感があります。
大きな葉は、天狗が手にする団扇のような形をしていて、ハワイアンキルトやアロハシャツのデザインモチーフとして、よく使われます。
パンの木は、ハワイの在来種ではなく、古代ポリネシアの人たちが持ち込んだとされる外来種で、郊外では、いろいろなところで目にすることができます。ハワイを訪れた際は、気にしてみてください。大きな実と印象的な形の葉は目立ちますので、すぐに見つけられると思います。それでは、また。