2013年3月21日掲載
「日立の樹オンライン」をご覧のみなさま、こんにちは。ハワイで撮影コーディネーターをしているモーティーです。
今回の「ハワイ便り」は、マウイ島のハレアカラ国立公園にある世界最大級の休火山、ハレアカラからお届けします。
標高3,055mのハレアカラは、道路が整備されているため、ふもとから山頂まで、車で行けます。マウイ空港のあるカフルイからは、両側にサトウキビ畑が続く道をひた走りに走ります。
1時間半ほど走ると、雲の上に出ます。まるで、飛行機から見る景色のようです。
展望台に到着。ここから見下ろすクレーターは、少し前に公開されて話題になった火星の画像に似ているように感じました。
山頂は、展望台からさらに上になります。最先端の天文台が集まるハワイ島のマウナ・ケア山頂ほどではありませんが、天文施設が並んでいます。
駐車場周辺には、ハワイではハレアカラとマウナ・ケアでしか見ることのできない、世界的にも珍しい高山植物の「シルバーソード(銀剣草)」が自生しています。
銀色の葉が剣のように見えことが名前の由来で、数十年に一度だけ花を咲かせ、枯れていきます。花を見ることはできませんでしたが、枯れたシルバーソードを、いくつか目にしました。
この日の気温は5度で、しかも強風。年間平均気温が23〜26度ほどのマウイ島では、かなりの極寒エリアになります。ダウンジャケットを着ていても寒さがこたえ、スニーカーでは足先も冷たく、15分以上は立っていられないほどでした。
ダイナミックな景色と、絶滅の危機にある貴重な高山植物が目にできるハレアカラ。ハワイを訪れる機会がありましたら、マウイ島にも足を延ばしていただきたいと思います。それでは、また。