2013年4月15日掲載
「日立の樹オンライン」をご覧のみなさま、こんにちは。ハワイで撮影コーディネーターをしているモーティーです。
今回の「ハワイ便り」は、マウイ島のラハイナ・パリ・トレイルからお届けします。
ラハイナ・パリ・トレイルは、島の北西部に位置するワイルクと、その西側に位置するラハイナを結ぶ山道で、200年ほど前から利用されていたといわれています。徒歩や馬での移動しかなかった時代は、このトレイルが、双方を行き来する主要道となっていました。
ワイルク側のトレイルの入り口は、ワイルクとラハイナを結ぶ州道30号線(ホノアピイラニ・ハイウェイ)沿いにあります。トレイルは、ここを歩いた、たくさんの人たちに踏み固められたことを思わせる状態で、歩きやすくはないものの、歩きにくいというほどでもありません。
ラハイナまでは、約8.85kmの道のりです。途中からは岩や樹の根が目立つようになり、勾配もきつくなってきます。
歩き始めて約1時間50分、中間地点に到着しました。奥に見えるのがキヘイの町で、雲の上に山頂をのぞかせているのが、前回の「ハワイ便り」でご紹介しましたハレアカラ(標高3,055m)です。
この先には、風力発電の風車が立ち並びます。トレイルは、ここを横切り、ラハイナ側へと続きます。
Sこの日は、美しい夕焼けでした。マウイの夕焼けに染まる風力発電の風車。なかなか絵になります。
年間を通して貿易風が吹き抜けるハワイは、風力発電に適した場所とされています。5〜6年ほど前から、各島で風力発電の風車が建設されるようになりました。
私が暮らすオアフ島でも、ノースショア地区に風力発電所が建設され、車を運転していると、白い風車の姿が目に入ります。
グローバルでエコロジー化が進むなか、ハワイでも、太陽光や風力などの自然エネルギーを利用した発電が、本格的に始まろうとしているようです。それでは、また。