2013年5月20日掲載
アロハ! 初めまして! 今回から「ハワイ便り」の担当に加わることになりました、瀬川慶(Kei Segawa)です。
日本ではフリーアナウンサーをさせていただいておりましたが、ハワイに拠点を移し活動して今年で11年目。イベントなどでバイリンガルのアナウンサーとして活動させていただいております。ハワイで暮らしていることを活かした情報をお届けいたしますので、よろしくお願いいたします!
さて、このハワイ便りをご覧になってる方は、ハワイファンの方が多いと思います。実は、日本在住のハワイファンのほうが、現地にいる私よりも新しい情報をよくご存知ということもしばしば、かもしれませんが、そんな、ハワイ関連の新しい情報にアンテナを張っている方に、最新の情報を。
5月12日に、ハワイ初の本格駅伝イベント、第1回「HONOLULU EKIDEN(ホノルル駅伝)」が開催されました。
マラソンやトライアスロンなどに、コース、天候ともに適しているハワイ。日本でも空前のランニングブームだそうですが、ハワイでは大小規模を合わせて、多いときでは、オアフ島だけでも、月に20本以上のスポーツイベントが開催されています。
ランニングや自転車レースなど、基本は、個人で参加のスポーツですが、日本発祥のEKIDENは、学校や会社でのチームビルディングにもピッタリのコンセプトで、実は奥が深いのです。イベント開催前から、仲間探しやチーム戦略などで、地元っ子たちは大盛り上がりでした。
もう一つ話題になったのは、前代未聞のコースを走れること!
オアフ島の東海岸沿い、ハワイカイの先には、世界中から観光客が訪れるハナウマ湾があります。ここは一車線ずつの対面通行で、ハナウマ湾に行く唯一の道のため、絶対に通行止めにすることはない州道でした。ところが、コンセプトに共感してくれたハワイ州が、何とEKIDEN開催のためならと、許可を出したのです。
ワイキキ方面から車を走らせると、突然飛び込んでくる右手の紺碧の海に、対照的な左側の断崖の山々。曲がりくねった道が、自然の形状の壮大さを物語っていて圧巻。と同時に、泣きたくなるほどの美しさに感激します。
自分で運転する際は、絶景を見たい気持ちとの葛藤が大変ですが、十分お気をつけて!
記念すべき第1回「HONOLULU EKIDEN」。あのホノルルマラソンでさえ、第1回は167人の参加者でしたが、今では3万人を超えるランナーが参加する、世界的に有名なマラソンのひとつになっています。「EKIDEN」が世界に浸透する日も、そう遠くはないでしょう。