2013年11月20日掲載
アロハ! ハワイ在住12年目、フリーアナウンサーとして活動しています、瀬川慶(Kei Segawa)です。
年間を通じて、さまざまなイベントが行われているハワイですが、スポーツ関連のイベントは、季節に関係なく盛ん。ハワイでスポーツというとマラソンのイメージが強いかもしれませんが、地元でマラソンと同じくらい人気があるのが、自転車(サイクリング)です。毎年開催されている、ハワイ最大規模のサイクリングのイベント「ホノルルセンチュリーライド」が、2,000名を超える参加者のもと、今年も盛大に行われました。
大手スポンサーの冠がついたスポーツ大会が多いなか、今年で32回目を迎えたセンチュリーライドは、地元の非営利団体、ハワイ・バイシクリング・リーグ(Hawaii Bicycling League:略称「HBL」)の主催。地元のバイクショップやTシャツ店など、地域に根ざしたショップのサポートもあって、歴史を重ねながらも、以前と変わらないアットホームな雰囲気が人気です。
大会名の「センチュリー」は、最長100マイルを走ることから。コースは、20マイル(約32km)、25マイル(約40km)、50マイル(約80km)、75マイル(約120km)、100マイル(約160km)の5つに分かれ、自分が走りたい距離を、参加者自身が選択します。初心者や家族連れでの参加は20マイル・25マイル、一般は50マイル・75マイル、本格派は100マイルへのチャレンジが多いようです。
スタートとゴールは、ホノルルマラソンのゴールと同じ、カピオラニ公園。明るくなる前から人が集まり始め、オープニングセレモニーの開始時間には、たくさんのライダーが!
スタート直前には、歌手によるハワイ州歌と国歌の斉唱が行われます。その歌声と2,000名以上のライダーが静かに聞き入る姿には、鳥肌が立ちます。
だいぶ明るくなった午前6時過ぎ、いよいよスタート!
センチュリーライドの特徴は、「レース」ではなく「ライド」であること。タイムや順位を競うのではなく、自転車を通じて、景色や仲間たちとのコミュニケーションを楽しみ、健康や環境をより意識することで、ライフスタイルに自転車を取り入れてもらうのが主催者の願いです。
ゴールゲートは公園内に設けられているため、ゴールしたライダーは、たくさんの応援団に迎えられることになります。ファミリーでの参加も多く見られ、それぞれが自分たちのペースにあったライドを楽しんでいました。
スポーツ関連のイベント参加を通して、一味違うハワイの魅力を知ることができます。サイクリングでもランニングでも、気になるイベントがありましたら、参加してみてはいかがでしょうか。