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みなさん、アロ〜ハ! フリーランスライターの森谷です。

近頃、日本では、赤ちゃんにハワイ語にちなんだ名前をつける人が増えているようです。私の周りでも、「カイ(海)」「ヒロ(結ぶ)」「マナ(超自然の力)」「マリエ(穏やかな)」「リノ(輝く)」といった名前のお子さんたちがいます。響きが優しく、なぜか違和感なく日本語に馴染むのは、ハワイ語の発音が日本語と似ているせいかもしれません。

ハワイ語は、日本語と同じ「A(ア)、E(エ)、I(イ)、O(オ)、U(ウ)」という5つの母音と、「 H、K、L、M、N、P、W」の7つの子音、そして、音を切って読むオキナ(‘)、母音をのばして読むカハコー(‐)という2つの発音記号との組み合わせで構成されています。元々、ハワイ語は音だけの言語でしたが、19世紀前半、アメリカから来た宣教師がアルファベットに置き換えて文字を伝えたのだそう。アルファベットで書かれたスペルは、そのままローマ字読みすれば、ほぼ通じます。

現在もハワイ語は英語とともにハワイの公用語ですが、日常的にハワイ語を話す人は少なくなっています。学校では、自分たちの言語を後世に残そうと、ハワイ語教育が進められています。

とはいえ、今も挨拶をはじめ、地名、食べ物の名前など、ハワイ語の単語は会話や看板に多く使われています。

例えば、空港の歓迎ボードには、「E komo mai(エ・コモ・マイ=ようこそ)」。「Aloha(アロハ=こんにちは、さようなら)」「Mahalo(マハロ=ありがとう)」の表示は、さまざまなところで目にします。

トイレの入口案内にも「kane(カネ=男性)」「wahine(ワヒネ=女性)」とハワイ語が表記されています。男性はアロハシャツ、女性はムームーを着ているイラストもユニークです。

海に囲まれたハワイでは、方角を示す際、東西南北よりも海側、山側という表し方をします。海側を「makai(マカイ)」、山側を「mauka(マウカ)」と呼び、ショッピングセンターやホテルでは、マカイサイド、マカイタワーなどの表示があります。

また、興味深いのは、古くから呼ばれているハワイ語の地名です。
あの世界的リゾート「Waikiki(ワイキキ)」は、湧き出る(kiki)水(wai)という意味があり、リゾート開発前は、タロイモ畑や養殖池が広がる湿地帯でした。
ショッピングで人気の「Ala moana(アラモアナ)」は、海(moana)の道(ala)という意味で、今も東西約1キロメートルのビーチが続いています。ハワイ語の意味がわかれば、昔どんな場所だったのかを知ることができるのです。

街を歩くと、こんなところにもハワイ語が。ワイキキのメインストリート、カラカウア通りの山側歩道には、ハワイ語と英語の解説が刻まれた石が敷かれています。

最後に、 12月から新年にかけて使われる挨拶をご紹介します。それは、「Mele kalikimaka(メレ・カリキマカ)」と「Hauoli makahiki hou(ハウオリ・マカヒキ・ホウ)」。

メレ・カリキマカは英語のMerry Christmasをハワイ語の母音、子音で組み合わせて読んだもの。ハウオリ(喜び)マカヒキ(年)ホウ(新しい)は、明けましておめでとうの挨拶です。