2016年3月4日掲載
アロハ! ハワイ在住のライター、酒井美奈です。今回の「ハワイ便り」は、オアフ島のモアナルア・ガーデンからお届けします。
モアナルア・ガーデンは、日立の樹をはじめとするモンキーポッドがたくさんあることで知られていますが、その他にもさまざまな木があります。
ハワイ語で「コウ」と呼ばれるこの木は、ハワイやポリネシア、東南アジアなどに広く分布しています。丸みのある葉をつけた枝は大きく広がり、心地よい木陰をつくります。
近づくと、オレンジ色の花と茶色の実をつけているのがわかります。コウの木は加工が容易なことから、食器などに使われていました。
池の近くには、ハワイ語で「カマニ」と呼ばれる木が立っています。カマニはポリネシアからもたらされたと考えられています。カヌーや食器に使われていました。
大きなグリーンの実からはオイルがとれます。オイルはマッサージなどに利用されています。
ハワイの公園などでよく見かけるバニヤン・ツリーは、菩提樹の一種です。
大きく広がった枝からは「気根」と呼ばれる長い根が垂れ下がっています。気根は地面に着くと幹のようになって、独特な樹形をつくりだします。
そして日立の樹です。その枝幅は最大で約40メートルほどあり、堂々とした姿に見えます。今は花の季節が過ぎて、若々しい緑色のさやがたくさんついていました。