2016年7月8日掲載
アロ〜ハ! フリーランスライターの森谷です。
ここ数年、日本でハワイアンフードが人気です。
パンケーキ、ハンバーガー、スイーツなどハワイの飲食店が続々進出しています。
一方、ハワイ現地では日本の食べ物が日常食として親しまれているのをご存知ですか?
ハワイのレストランに行くと、日本でもなじみのあるメニューがよく見られます。ハワイではお米もよく食べられていて、しょうゆもポピュラーな調味料です。肉も魚も照焼き風の味付けが人気です。
スーパーマーケットには、SHOYU(しょうゆ)、TOFU(豆腐)、NATTO(納豆)、SOMEN(そうめん)など、地元の製造工場で作られたメイド・イン・ハワイの商品が並んでいます。日本の食材は地元の人にとってもなじみ深いものになっています。
ハワイのローカルタウンには「OKAZUYA」(オカズヤ)と呼ばれるお店があります。その名の通り、日本の家庭料理を販売する総菜屋さんで、いわばハワイのおふくろの味です。根菜の煮物、おから、天ぷら、魚のフライ、巻き寿司、いなり寿司などを量り売りしています。代々続く家族経営でこじんまりとしたお店も多く、懐かしい日本を見るような親しみやすさがあります。
地元の人たちには、それぞれの家でお気に入りのオカズヤがあり、ハワイのレストランアワードに「ベスト・オカズヤ」という部門があるほど、欠かせない存在になっています。おしゃれなカフェや自然派デリがオープンして話題になる一方で、オカズヤは変わらず愛されています。
ハワイで大切に守られているたくさんの日本食たち。ときにユニークな味やメニューにアレンジされていて、日本人には不思議に思えるものもありますが、それもまた楽しい発見です。