2018年9月10日掲載
アロハ! ハワイを拠点にフリーアナウンサーとして活動している瀬川慶(KEI SEGAWA)です。今回は、ハワイで行われるチャリティイベントのお話です。
ハワイでは大小さまざまなチャリティイベントが頻繁に行われますが、中でも今年で40回目を迎えた「チャリティウォークハワイ」の規模の大きさは格別です。ハワイのホテルやレストラン、ツアー会社など観光業の団体が主催し、毎年5月の土曜日にハワイの各島で開催。参加者の参加費でまかなわれる収益金は、ハワイの非営利団体に寄付されています。昨年は14,000人もの人が参加したという人気の秘密は、数あるおいしい食べ物と楽しませてくれるエンターテインメント。主催者側の「おもてなしの心」がとても伝わってきます。
午前7時のスタート前からオアフ島のアラモアナ・ビーチパークには、たくさんの参加者が集合しています。ウォーキングコースは約10kmで、市や警察の全面協力により、子どもやベビーカーを押すファミリーも安心して楽しめます。
このチャリティウォークはコースに設置された各テントでスタンプをもらうスタンプラリー形式となっていて、そこでいろいろな食べ物が配られます。クッキーやランチョンミートのおにぎりは歩きながらでも食べやすいサイズになっていますし、デザート代わりのフルーツもあります。また、暑くなってくるタイミングで冷たいおしぼりサービスもあり、さすが観光業の団体ならではの「おもてなし」を感じます。
たとえチャリティウォークの流れに乗り遅れても、ボランティアが誘導や応援をしてくれるので安心。自分たちのペースで歩くことができます。
ある有名ホテルでは自慢のハンバーガーが配られ、人気を集めていました。コースの後半だったため、ひとくちサイズがちょうどよかったようです。
参加者はタイムを争うわけではなく、ハワイの美しい風景の中を、食べたりエンターテインメントを見たりしながら、ただ歩くだけ。笑顔でゴールを迎えます。この「楽しみながら、チャリティに貢献」が、ハワイでチャリティイベントを楽しむコツなのかもしれませんね。