2019年5月10日掲載
アロハ! ハワイ在住のライター、酒井美奈です。今回の「ハワイ便り」は、オアフ島のモアナルア・ガーデンからお届けします。
温暖で湿度が低く過ごしやすい気候と、豊かな自然に恵まれたハワイでは、アウトドアライフが日常生活の一部になっています。「日立の樹」があるモアナルア・ガーデンでも、週末にはピクニックシートを広げてランチを楽しむ人々の姿が見られます。
園内には大きな木がたくさんあり、子どもたちは自然とふれあいながら、のびのびと遊んでいます。広々とした芝生では、ボール遊びや鬼ごっこをする子どもたちもいます。
タロイモを栽培している池のカルガモや、その隣にある池の鯉(こい)も子どもたちの人気を集めています。売店で売っているエサを鯉にあげたり、芝生に上がってきて散歩やお昼寝をするカルガモを間近で眺めたりしている子どもたちの姿も見られます。
ある女性たちのグループは、ピンク色のギフトバックを並べ、ベビーシャワーを行っていました。ベビーシャワーは赤ちゃんが生まれる前に親戚や友人が行う、安産祈願のパーティーです。美しい緑に包まれたモアナルア・ガーデンは、ベビーシャワーだけでなく、ウエディングやバースデーパーティーなどもよく行われています。
家族連れのにぎやかなグループもいれば、カップルや友人、ご夫婦などでのんびり過ごす人もいます。芝生に寝転がってうたた寝する人、持ってきたデッキチェアに座って本を読んでいる人など、その過ごし方もさまざまです。広い園内には、大きなモンキーポッドの木陰や美しく整備された芝生など、いろいろな過ごし方にぴったりな場所があります。
そして「日立の樹」は、週末のひとときを思い思いに過ごす人たちの真ん中にあります。5月のこの日、緑色のさやをたくさんつける姿は、初夏に向けて新たな生命力に満ちあふれていました。