2019年7月10日掲載
アローハ! フリーランスライターの森谷です。
海に山々が迫るハワイには、素晴らしい景色を眺めながら歩くトレッキングコースがいくつもあります。ワイキキから車で20〜30分ほどの距離にも気軽に楽しめるコースがあり、健康志向の強いハワイの人たちは、ジョギングと同じように、体力作りやリフレッシュを目的にトレッキングを楽しんでいます。
なかでもホノルルに住む人たちに人気が高いのが、オアフ島東海岸の「マカプウ・ライトハウス・トレイル」です。小さな灯台が建つマカプウ岬の展望台まで舗装されたゆるやかな坂道を歩くコースで、ベビーカーを押す人や、犬と一緒に歩く人の姿も見られます。展望台からは、東海岸に連なるビーチや深い青色の海を眺めることができます。
また、ハワイのランドマークであるダイヤモンドヘッドにも、山頂まで続く「ダイヤモンドヘッド・トレイル」があります。途中には傾斜のきつい階段もありますが、階段を回避できる別ルートが設けられていて、そこなら歩くのが苦手でなければ小さなお子さんでもチャレンジできます。
ダイヤモンドヘッド山頂の展望台から眺める360度のホノルルビューは、絶景のひとことに尽きます。8月の日の出時刻は朝6時10分前後ですので、開門の6時に登り始めれば朝日に照らされてキラキラと輝く海という格別な風景にも出会えます。
木々がうっそうと生い茂る渓谷を歩く「マノア・フォールズ・トレイル」もおすすめです。森林の香りとたっぷりのマイナスイオンを感じながら進むと、ゴールとなる渓谷の奥には落差約60mの雄大なマノアの滝が現れます。青い海だけではない、オアフ島の山の魅力を満喫できるコースです。
これらのトレイルの所要時間はいずれも片道30〜1時間ほどで、旅行者にも人気のコースです。ただし、ダイヤモンドヘッドとマノア・フォールズのトレイルには、途中にぬかるみや滑りやすい所があるので、かならず運動靴で登ってください。マカプウとダイヤモンドヘッドは、日差しが強くなる10時ぐらいまでに登り終えることをおすすめします。雨の降りやすいマノアは、午後になると比較的天候が落ち着くようです。
日本ではスポーツと無縁のわたしですが、ハワイではトレッキングがお楽しみのひとつになっています。それは、自分の足でたどり着いたゴールに、ごほうびのような絶景が待っているから。気持ちの良い汗をかいた爽快感と達成感も味わえますよ。ぜひ、一度チャレンジしてみてください。