2020年1月10日掲載
アローハ! フリーランスライターの森谷です。
みなさんは、ハワイで必ずすること、したいことはありますか?
私は、サンライズとサンセットを拝むことです。
オレンジの輝きを放ちながら昇る太陽に、自然の力強さを感じる夜明け。太陽が沈んだ後も空がほんのりとピンクや紫に輝くトワイライト(薄明)の美しさ。これらを眺めるのはローカルの人々にとっては日常のようで、砂浜に座ってその時を待つファミリーやカップルもいらっしゃいます。
オアフ島の中でも、ワイキキから見るサンセットは美しいことで知られていますが、実はワイキキビーチに太陽が沈んでいくという王道のサンセットを眺めることができるのは10〜2月頃に限られています。目の前に沈む太陽は、赤く大きくとても感動的。海に沈み終わる瞬間に奇跡的に現れる緑の閃光(せんこう)「グリーンフラッシュ」にも出会えるかもしれません。
冬以外のシーズンは、ワイキキビーチの西側に見える山へ沈みます。夏のシーズンに海に沈む夕日が見たい場合は、オアフ島西部のコオリナや北部のノースショアのビーチへ向かうのがおすすめです。
それでは、サンライズはどうでしょうか? ワイキキでは、1年を通してダイヤモンドヘッドから昇る太陽を拝むことができます。冬はダイヤモンドヘッドの頂上付近から。夏は尾根の下部付近から。太陽が昇る直前は、ダイヤモンドヘッドが黒いシルエットとなって浮かび上がります。
ダイヤモンドヘッドの東側エリア、カハラに住む知人は「サンセットはワイキキがキレイだけど、サンライズはカハラだよ!」と話していました。カハラエリアにあるワイアラエビーチからは、11〜2月頃に海から昇るサンライズを見ることができます。
1年を通じて海から昇るサンライズを見ることができるのは、サンディビーチやマカプウ岬など遮るもののない東海岸沿い。冬は潮風が吹いて寒いので、ローカルの人々は、毛布にくるまり温かいコーヒーを飲みながらサンライズ観賞をしていらっしゃいます。
季節によって変わるサンライズとサンセットのベストスポットを巡ることもハワイのお楽しみのひとつです。わずかな時間の出来事ですが、そこには一生忘れられない感動的な景色が待っているかもしれません。