2021年7月9日掲載
アローハ! フリーランスライターの森谷です。昨年秋に「ハワイ便り」第119回で「簡単に作れるハワイアンフードのレシピ」としてご紹介した「アヒポケ」、「モチコチキン」のレシピに続き、今回は、さっぱり冷たい前菜の「ロミロミサーモン」、にんにくバターの香りが食欲をそそる「ガーリックシュリンプ」のレシピをご紹介します。どちらも暑い季節にぴったりのメニューです。
■ロミロミサーモン
ロミロミ(lomilomi)とはハワイ語でもみほぐすという意味。その名のとおり、角切りにした生のサーモンとトマト、みじん切りのたまねぎをもみ込んだシンプルな料理で、ハワイの伝統料理のひとつです。
以前ご紹介したアヒポケはしょうゆとごま油で味付けしますが、こちらは塩とレモン味。マリネやサルサのような感覚の料理です。すべての材料をミックスしたあと、冷蔵庫で冷やして味をなじませましょう。
<材料(4人前)>
刺身用サーモンさく 200g(1cm角切り)、トマト 1個(1cm角切り)、たまねぎ 1/4個(みじん切りにして水にさらす)、レモン 1/2個(搾る)、岩塩 小さじ1/2
サーモンとトマトを少し大きめにカットして、ロミロミサーモン丼にするのもおすすめです。角切りにしたきゅうりを加えると彩りが良くなりますよ。
■ガーリックシュリンプ
たっぷりのオイルとにんにくでエビを炒めたオアフ島ノースショアの名物。ノースショアのカフクでエビの養殖が行われているためカフクや観光タウンのハレイワには、ガーリックシュリンプを販売するワゴンが点在しています。
ガーリックシュリンプは、難しいようにみえて、実はシンプルな料理です。エビの下処理はキッチンばさみを使って簡単に。粗みじん切りしたにんにくを入れたオイルにエビを1時間ほど漬け込み、フライパンで焼くだけ。両面を焼いたらバターを入れて仕上げます。食べるときにレモン汁をかけると、よりおいしくいただけます。
<材料(4人前)>
下処理をしたエビ 20〜24尾*1、にんにくオイル*2 適量、バター 適量、レモンスライス 適量
*1 下処理:かたくり粉(適量)と塩(適量)をエビにまぶしてもみ込んだら水洗いします。キッチンばさみで背中に切り込みを入れ、尻尾の真ん中にあるトゲをカット。背わたがあれば取り出します。
*2 にんにくオイル:にんにく粗みじん切り 大さじ2、オリーブオイル 大さじ4、塩 少々、こしょう 少々
いかがでしょうか? どちらも特別な材料は必要なく、調理方法はとてもシンプル。お酒のつまみにもおすすめのメニューです。ぜひハワイの味をご自宅でも試してみてください。