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アロハ! ハワイ在住のライター、酒井美奈です。今回の「ハワイ便り」は、モアナルア・ガーデンとハワイの伝統文化との関わりについてお届けします。
(2020年10月15日現在、モアナルア・ガーデンは一時休園中のため、今回は過去の写真を使用して構成しています。)

「日立の樹」があるモアナルア・ガーデンは、新型コロナウイルスの影響で3月下旬から休園となり、10月になった今でも続いています。「このような時こそ人々の心を癒やしたい」という願いから、2020年7月にはモアナルア・ガーデンがスポンサーになったハワイアンミュージックのテレビ番組「HO’OLA HAWAII(ホオラ ハワイ)」が始まりました。この番組は、ハワイ時間の毎週火曜 夜8時(日本時間の水曜午後3時)に放送されています。

番組で見られるのは、モアナルア・ガーデンで行われるライブ演奏です。モンキーポッドの木の下や芝生広場など屋外での演奏はもちろん、修復工事が完了したばかりの美しいデカゴン・ルームもステージとして使われています。この部屋は、1850年ごろにカメハメハ5世の別荘として建てられたコテージの一部で(第84回参照)、1884年にサミュエル・デーモン氏がモアナルア・ガーデンをハワイ王家から相続した後に増築され、ゲストルームとして使用されていたそうです。室内は正十角形で、天井がドーム状という珍しいデザイン。木材を使った美しい内装は番組を通して楽しめます。

ハワイの伝統文化の復興に力を尽くしたカメハメハ5世の思いを受け継ぎ、モアナルア・ガーデンは文化の継承に力を入れてきました(第111回参照)。1978年に始まったフラの祭典やハワイアンミュージックのイベントなどを開催し、ハワイ独自の文化を大切にしています。

休園中の今も、アロハスピリッツを届け続けているモアナルア・ガーデン。また園内に音楽が響き、大勢の方が集まる日を心待ちにしています。