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アローハ! フリーランスライターの森谷です。今回はハワイの虹のお話をします。

11〜4月ごろの雨季にハワイを訪れると、よく虹を見かけます。1日に何度かにわか雨が降り、やんだ後すぐに太陽の光が差し込むため、高い確率で虹が現れるのです。特に、太陽が低い角度にある朝と夕方に現れやすく、大きな虹が見られることも。

ハワイは「レインボーステート」(虹の州)というニックネームを持っています。なかでもワイキキの北側、コオラウ山脈の麓に広がるマノアは、年間を通して雨が多く虹もよく現れるため、虹の女神が住む「虹の街」と呼ばれています。とてもすてきな愛称ですね。

車のナンバープレートや免許証、市バスの車体にも虹のデザインが使われています。そういえば、ハワイ名物のシェイブアイス(かき氷)も、レインボーのフレーバーが人気。赤・青・黄の3色のシロップを重ねてカラフルに虹の色を作ります。

虹はハワイ語で「Anuenue(アヌエヌエ)」と呼ばれます。古代ハワイでは、角度の低い虹、薄い虹、短い虹などそれぞれに呼び方があったことからも、虹はハワイアンにとって身近なものであり、大切なものであることが分かります。

虹にまつわるかわいらしい伝説も残されています。その昔、メネフネと呼ばれる小さな妖精たちが、赤い鳥の羽根、オレンジ色のイリマの花、黄色いバナナ、緑のシダ、深い海からくんだ青い水、そして、女王の紫のドレスから集めた6つの色をボウルに入れて混ぜ合わせました。それを弓矢に付けて放ったことで、雨があがった暗い空に虹がかかるというストーリーです(*諸説あり)。

この伝説から分かるように、ハワイでは虹は6色。欧米でも6色という認識で、日本のように青色と藍色を区別しません。ハワイを訪れた際に虹のモチーフを見かけたら、どのように描かれているのかチェックするのも楽しいですね。

ハワイには「No Rain, No Rainbow.(雨が降らないと虹は出ない=困難の後にはよいことが待っている)」ということわざがあります。また旅行者の間では、ハワイ滞在中に虹を見るとハワイに戻って来ることができると語り継がれているようです。幸せやラッキーな気持ちにさせてくれる虹を、いつかハワイで見つけてみてください。

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赤い鳥ではなく王家の羽根であったなど、さまざまな説があります。